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★稗原ゆ~ず連絡会ってどんな団体?

稗原ゆ~ず連絡会ってどんな団体?

【ご近助コンシェルジュ 菅生ケ丘・菅生・潮見台・水沢地区担当/川西・小浦(ゆ~ずツクルブ)、2022年3月20日記】

菅生ケ丘・菅生・潮見台・水沢地域の記事にたびたび登場する“稗原ゆ~ず連絡会”
※印で毎回説明はされていますが一部分だけしかお伝え出来ていませんでした。

今回、改めて稗原ゆ~ず連絡会について事務局を担っている川田和子さんにお話を伺いました。

【写真:取材の様子】

取材の様子

取材の様子


きっかけは区民会議の「誰もが暮らしやすいまちを目指す部会」

2015年6月、7自治会(稗原・市営鷲ヶ峰住宅・鷲ヶ峰西住宅・菅生ケ丘・稗原団地・一の丸・菅生台)と地域の施設・団体(はぐるま工房・障がい者支援施設みずさわ・かわさき記念病院・介護老人福祉施設鷲ヶ峯・鷲ヶ峯地域包括支援センター・鷲ヶ峰いこいの家・川崎市立稗原小学校・のちに参加するなかよしの家)で発足されました。

発端は第5期宮前区民会議・誰もがくらしやすいまちを目指す部会です。

やさしい、福祉を整える自治会を作る、自治会といえども外への活動にも目を向けて行くという考えから始まり、その前向きな話に賛同した介護老人福祉施設鷲ヶ峯の施設長平山さんを皮切りに、かわさき記念病院、稗原小学校と1団体ずつ話をしながら広がっていきました。


活動は多岐にわたります

顔を知らずとも同じ地域に住んで暮らしているという共通意識を持ってもらいたいと初年度は31ものイベントを企画しました。

第1弾は7自治会へ声掛けをしたバスツアーです。2020年まで毎年催行していました。

『健康でいるためのコツ教えます』はのちに健康推進チームの発足へと続いていきます。その開催場所がグッドアイディアで、同じプログラムで日を変えて9会場で開催しました。参加しやすい時間、場所を選べるようにという考えだったようですが、自治会を超えての参加は少数で“自治会の壁”を感じる課題も見えました。

稗原団地自治会瀬尾為明会長を講師に迎えての『男の料理教室』も好評でした。

ある日、介護老人福祉施設鷲ヶ峯に迷い犬が来たと自治会に連絡がきました。そこで絵の得意な方にイラストを描いてもらい、それを元に飼い主を探し出したという話もあります。自治会だけでは問題解決できない事柄も他団体の助けを借り、情報を共有することで糸口がみつかることもあります。

稗原小学校近くのU’sカフェを連絡会の拠点に打ち合わせをしたり、もちろん食事を楽しんだり、地域のコミュニティーカフェとして運営した時期もありました。またまたユニークなアイディアは、“ひえぼらCTT(コンタクト)”という仕組み。誰かの役に立ちたい、でもその一歩が踏み出せない…という方の背中を押し、登録しても必ずボランティアをしなければいけないというわけではありません。自分の都合の良い日、時間帯でOK。参加施設からの依頼と合えばお手伝いするという優しいシステムです。カフェの運営やイベントのお手伝いなど連絡会参加施設でボランティアをすると1ポイントゲット。10ポイント貯まるとカフェで好きなドリンクをサービスしてもらえるというものです。チラシに書かれている文言には“「ありがとう」の気持ちは人の生き方に大きく影響してきます”とあります。人がつながっていくシステムが出来ている!素敵な仕組みです。

【写真:「男の料理教室」開催時の写真】

「男の料理教室」開催時の写真

「男の料理教室」開催時の写真


人気のコンサート企画

春のひとときコンサートを企画し、バイオリニストやオペラ歌手をお招きして地域の皆さんに無料で本物の音を愉しんでいただき、同時開催でバザーや手作り品、はぐるま農園の野菜の販売もしました。

稗原小学校を利用したイベントとしては「おとなの学校」や「ミニ文化祭」なども開催されてきました。土曜日に開催された「おとなの学校」では栄養士さんと共に運営委員が給食を手作りしました。献立は懐かしのコッペパン、ポトフ、フルーツポンチ、牛乳です。出来上がった給食は昔ながらの食器によそられ、参加した皆さんは理科室で食べ、食後にコーヒーも付いたそうです。その後、図書室に移動して講師の山田雅太先生の講義を受けます。テーマは『笑顔でつながる人と人』。連絡会の信念の様なテーマですね。

学校がお休みの日に開催された「ミニ文化祭」は子どもや大人が舞台の上で日頃の成果を発表します。歌や太鼓などなんでもOK。こども食堂として子どもにはカレーが無料で準備されていて一日中楽しめるイベントでしたが、コロナ禍となり、残念ながら継続して開催をすることが出来ていません。コロナが落ち着いていた2021年10月30日には2018年まで開催していた春のひとときコンサートとみやまえロビーコンサートを合体させ、稗原小学校体育館でゆ~ずコンサート&みやまえロビーコンサートとして楽しむことが出来ました。

【写真:2021年10月 稗原ゆ~ずコンサート&みやまえロビーコンサートの様子】

2021年10月 稗原ゆ~ずコンサート&みやまえロビーコンサートの様子

2021年10月 稗原ゆ~ずコンサート&みやまえロビーコンサートの様子


ゆ~ずツクルブを支えてくれています!

2017年6月には菅生ケ丘緑地で第1回ゆ~ずパーティーが開催されました。ゆ~ずツクルブはこの時から稗原ゆ~ず連絡会のもと活動させていただいています。

第6期区民会議の『地域でお友達・お仕事探し』から連絡会に参加し、ツクルブが立ち上がりました。連絡会に参加することで各自治会や団体から備品等々、人員も支援していただき開催することができました。第2回目からは障がい者支援施設みずさわ、稗原小学校体育館をお借りして大々的に開催していくこととなります。ツクルブは当初3人、その後2人増え現在5人で活動しています。たった5人では到底大きなイベントを動かすことは不可能です。参加してくださる方々と会場の装飾や設営の準備など一緒にやっていただくことで成り立っています。また、開催場所も連絡会に参加している団体の体育館やスペースをお借りすることで出店料などもいただかず、皆さんに気軽に参加してもらえる一つの要因であると思っています。

「このコロナ禍の中でつながっていることが大事」と川田さんの言葉がとても印象的です。
連絡会の定例会は、Zoomを使ってオンラインにするなど出来ないことより、できる可能性を見つけていく先輩方の姿勢に感銘を受けます。
多世代交流はその世代それぞれ持っているものが違うのだからそれをお互いに生かすこと。

稗原ゆ~ず連絡会に参加することをきっかけに背中を押してもらい、それぞれの活動がより良い大きな広がりを持っていくことを実感した取材になりました。

【写真:2017年 第一回ゆ~ずパーティー 準備中の様子】

2017年 第一回ゆ~ずパーティー 準備中の様子

2017年 第一回ゆ~ずパーティー 準備中の様子


写真一覧

第六回 稗原ゆ~ず連絡会 総会の様子

第六回 稗原ゆ~ず連絡会 総会の様子

定例会はZoomも使います

定例会はZoomも使います

コンサートの会場装飾はツクルブが担当

コンサートの会場装飾はツクルブが担当

はぐるま稗原農園のお野菜と焼菓子はどこでも大人気

はぐるま稗原農園のお野菜と焼菓子はどこでも大人気


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